爬虫類を飼育する上で頭を悩ませがちなのが『餌となる虫の管理』です。
多数の爬虫類を飼育しているのならばともかく、1~2匹程度の爬虫類飼育であれば餌虫の管理などから開放されたい飼育者の方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは高品質なコオロギを100%配合を売りとした人工飼料『レオバイト』です。
レオバイトの持つ強みや弱み、市場の口コミなどを調査してみました。
レオバイトの概要や栄養価、使用方法など
レオバイトは、自社で生産したコオロギを丁寧に乾燥粉末化した、爬虫類のためのごはんです。
ヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲなどの昆虫が好きな爬虫類にぴったりです。高品質なコオロギのみを粉末にした物なので人工餌が苦手なコにもオススメです!
手間のかかる活き餌から卒業しませんか?(公式HPより引用)
評価 | (10段階評価) |
---|---|
容量&価格 | 100g/1,620円(税込) |
1gあたりの価格 | 約16.2円 |
メイン原材料 | コオロギ |
販売サイト | 楽天で調べてみる |
レオバイトは人間基準の品質、所謂ヒューマングレードのコオロギを原材料に配合し、主に東南アジアで生産から加工まで行っています。東南アジアは昆虫食の本場であり、 メーカーである株式会社ECOLOGGIEは現地で昆虫を使ったおやつの販売なども手掛けているようです。
商品名では主な給餌対象をヒョウモントカゲモドキとしていますが、コオロギを食べるような昆虫食の爬虫類全般に使うことができます。
昨今はどのメーカーも爬虫類用人工餌に力を入れていますが、原材料がコオロギほぼ100%という商品は非常に珍しいと言えるでしょう。余計なものがほぼ入っておらず、原材料が普段食べているものに限りなく近いのは飼育者にとって安心できるポイントです。
容量は100gと50gの2つのサイズが展開されており、その他にも樹上棲爬虫類向けのレオバイトや、肥満生体向けのレオバイトなどの種類もあります。
レオバイトの栄養成分及び原材料
レオバイトの栄養成分及び原材料は以下の通りになります。
- 水分…6.2%
- 粗タンパク質…58.1%
- 粗脂肪…24.0%
- 粗繊維…4.2%
- 粗灰分…7.5%
- リン…0.85%
- コオロギ粉末…95.0%
- 固形化補助粉末
レオバイトの使い方
公式HPにレオバイトの作り方が載っていますので、引用にてご紹介します。
レオバイト1gあたりコオロギ約3匹分ということで、レオパのアダルトであれば3g程度を週1~2回の給餌が望ましいでしょう。
ベビーのうちであればも少量で作って食べるだけ与えます。
レオバイトのメリットとデメリット
筆者の考えるレオバイトのメリットとデメリットは以下のとおりです。
- 原材料がほぼコオロギであること。
- 保存方法が常温でOK(冷蔵も可)
- 拒食の個体には流動食としても使える。
- コオロギ常食の個体には嗜好性高し。
- 慣れないうちは水の分量が少しシビア。
- ダスティングは必須!
- 個体が食べるかは使ってみないと分からない。
メリットとしては原材料にコオロギを使っているという安心性と、常温保存ができるという保存性の高さが際立ちます。普段コオロギを食べている個体にはすんなり餌付く可能性は高いです。(個人的な経験によるものですが)
レオバイトは原材料がほぼコオロギのみなので、給餌する際は必ずカルシウムをダスティングしてあげる必要があります。それ以外のデメリットは慣れや個体次第なところもあるので、あまり大きなデメリットとは言えないでしょう。
まとめ:レオバイトはアリ?
レオバイトのまとめは以下になります。
- 原材料がコオロギ95%というレオパに対して嬉しい配合
- ヒューマングレードの高品質
- 常温で4ヶ月程度まで保つという保存性の高さ
- 水を加えて寝るだけという手軽さ
結果的には栄養価・安全性・保存性に優れ、爬虫類用の人工餌としてとても優秀ということがわかりました。
余計なものが入っていないという特徴上、カルシウムやビタミンに関してはサプリメント使う必要性があったり、人工餌の宿命である飼育している爬虫類が食べるかどうかという懸念こそありますが、気をつけるところと言ったらその2点くらいとも言えるでしょう。
優秀な餌ではありますが、販売サイトが限られているので入手難易度は少し高めです。
ネットやショップで見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。
コメント